AYINA JAPANの活動 アフリカ×日本人インタビュー

【裏・マサイ通信】『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』発売記念!!GO羽鳥さんインタビュー

AYINA JAPANの新メンバー、マサです!

皆さん、マサイ通信ってご存知ですか?

 

▪マサイ通信とは・・・

世界初のマサイ族ライターのルカさんが、井戸を掘るお金を稼ぐために現地でライターとなり、ケニアから記事や画像をレポートする、というロケットニュース24内の人気連載コーナーです。

 

今回AYINAでは、そんな人気ネット記事・マサイ通信が書籍化する!ということを聞き、ルカさんとメッセージのやり取りを行って日本語の記事を執筆している、ロケットニュース24編集長のGO羽鳥さんに取材をさせて頂きました!

 

「マサイのルカがスマホで井戸を掘る話」

本日は、その取材の模様をブログにまとめましたので、是非ご覧ください!

 

AYINAマサ
本日は、よろしくお願いします!

よろしく~。
GO羽鳥さん

AYINAマサ
今日は、自由が丘のマサイカフェで取材です!

はい~。
GO羽鳥さん

 

〜マサイカフェの店前へ到着〜

 

 

GO羽鳥さん&マサ「ん?」

 

 

〜休みでした〜

〜気を取り直して、近くのファミレスへ〜

AYINAマサ
気を取り直して、よろしくお願いします!
よろしく~。
GO羽鳥さん

AYINAマサ
今日は、マサイ通信では語られてこなかった裏側の話を、読者を代表して、色々伺えればと思います!
はい~。
GO羽鳥さん
AYINAマサ
では、早速なんですが、初めてルカさんと出会った時のことって、覚えてますか?

覚えてる、覚えてる。私がケニアに行ったのは仕事がらみの3回しかないんだけど、1回目の時にルカはいなかった。

で、その 2年後かな……2回目に行った時にルカがいて。いろいろ案内してくれて助かったんだけど、最後にルカが「井戸と学校を直したいから金くれよぉ」って言ってくるから、「やだね。援助はしないよ。自分で金稼ぎな」と返事した……って感じだね。

GO羽鳥さん
AYINAマサ
まさかそこから、ルカさんが記事を書くライターになって、本が出版されることになるとは想像も出来ない…!

だね! その昔、バックパッカーをしていたんだけども、こうやって「援助して」ってのはよくあることだったから、どうせ今回のルカもカネ目当てでウソついてるんだろう……って思ってた。 こういう時は弱気になったら負けなんで、逆にこっちから「カメラを送ってやるから、記事書いて、自分で金稼いでみろ。それがおれにできる唯一の援助だ」って言ったんだよね。そしたら、もうねだってこないかな、と思って。 もしそれで、写真送られてきたら、ロケットニュースのコンテンツにもなるし、面白いかな、みたいな。

GO羽鳥さん

最初の出会いは「金くれ」から始まったルカとGO羽鳥さん

帰国してしばらくしたら、ロケットニュースのアカウント宛てにピコーン、ってメールが届いて。何とそれがルカからで。

GO羽鳥さん

「・・・よう、ブラザー。そういえば、カメラどうなってる?」

って感じのメールで。

「・・・・・・あっ、覚えてる!!!!」みたいなw

そういえば名刺渡したから、彼はネットカフェからメールしてきたんだよね。

ちょうどそのとき、ビックカメラの福袋に入ってたスマホがあったんで、「じゃあ、カメラじゃなくてスマホ送るね」ってことになって。これで届いたら面白いな、とか思って。 だけど、ケニアの税関で数カ月止まっていたりもして、なかなか届かなくて。その最中のルカの「カメラまだか?」の催促メッセージは本当にすごかった。ネットカフェに住んでるのかな?って頻度だったよ(笑) で、スマホ送った3ヵ月後くらいに、仕事でまたケニアに行く機会があったんだよね。 そしたらルカ、送ったスマホをちゃんと持ってて! ちゃんと届いてんだ! って。感動したよ。

GO羽鳥さん
AYINAマサ
第1回のスタートまでに、そんな壮絶なエピソードがw

AYINAマサ
そこから100回目を迎えるまでは、何事もなく進んだんですか?途中で終わりそうだな、みたいなことはなかったんですか?

実は、1回あったね~。マサイ最強の戦士サイトゥートゥさんが就職した時に、ルカがサイトゥートゥさんの給料、つまり安定した収入が羨ましい……ってなったみたいで。

GO羽鳥さん

※サイトゥートゥさんの記事はこちら

「オレ、いいオファー来たら、就職しようと思ってる」

とか言い出して。

そうなったらそうなったで仕方ないけど、サイトゥートゥさんの給料を越える額を稼げたらルカも思いとどまるかな……と思って。だいたい6本の記事を作れば、サイトゥートゥさんの月給を越えられるのね。だから、その6本を死守して作るようになった。

GO羽鳥さん
AYINAマサ
おお、知る人ぞ知る、サイトゥートゥさん・・・!踏みとどまってくれてよかった。でも、月6本は相当大変そうな気が・・・。

そう、月6本は大変だよ。雨とか夕日の写真を100枚送られてきても、6本記事できないよ!って。「同じような写真は送ってこないで」とは言ってるんだけど……

GO羽鳥さん
AYINAマサ
ww

AYINAマサ
今回、ついにマサイ通信が書籍化されましたが、この本はどんな人に読んで欲しいですか?

ネットで元から読んでて知ってる人はもちろんだけど、やっぱり本屋さんに置いてあって、何これ、って見て、手に取って読んでもらえたら嬉しいかな。小5、小6くらいの子にも読んでほしいな~。学校の図書館に置いてくれたらありがたい。

GO羽鳥さん
AYINAマサ
そうですね!すごく良い教育になると思います。ぜひ小学生にも読んでほしい!マサイバイアグラとかの話があるから、きついかもしれないですがw

AYINAマサ
羽鳥さんとしては、読んだ人がどんな行動を起こしてくれたら、嬉しいですか?

水とか、携帯、電気ってすごい、と思うと同時に、今我々がどれだけありがたい環境で生きているのか、を感じてほしいかな。あとは、やっぱり、これを読んで、ケニア、アフリカに興味を持ってほしい。おもしろおかしく描いてはいるけれど、実はものすごくリアルでシリアスな内容もあるからね。より現地を知れるきっかけになれば良いなと思っています。

GO羽鳥さん
AYINAマサ
ありがとうございます!では、最後にルカさんに何か一言メッセージをお願いします!

そうだね〜。もっと記事にしやすい写真を送ってこい! 同じ写真を何枚も送ってくるな! ……てな感じかな(笑) でも、もちろん感謝もしているから、アッシェ オレン!と言いたいね。

GO羽鳥さん

AYINAマサ
ありがとうございますw 今後、AYINAとしても、アンボセリへのツアーの企画など、ぜひご一緒できればと思います!

 

最後までご覧頂き、有難うございました!

 

現在ルカさんは、当初の目標となっていた井戸の修繕を成し遂げ、次なる目標、学校修繕に向け、マサイ通信の執筆を進めておられます。

 

なんと、今回の「マサイのルカがスマホで井戸を掘る話」本の印税もルカさんに入るみたいですよ!ルカさんのチャレンジを応援したい方は、是非読んでみてくださいね。

 

最後にもう一度、本のリンクを貼っておきます! それでは、オレセリ!

「マサイのルカがスマホで井戸を掘る話」

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