AYINA JAPANの新メンバー、マサです!
皆さん、マサイ通信ってご存知ですか?
▪マサイ通信とは・・・
世界初のマサイ族ライターのルカさんが、井戸を掘るお金を稼ぐために現地でライターとなり、ケニアから記事や画像をレポートする、というロケットニュース24内の人気連載コーナーです。
今回AYINAでは、そんな人気ネット記事・マサイ通信が書籍化する!ということを聞き、ルカさんとメッセージのやり取りを行って日本語の記事を執筆している、ロケットニュース24編集長のGO羽鳥さんに取材をさせて頂きました!
本日は、その取材の模様をブログにまとめましたので、是非ご覧ください!
〜マサイカフェの店前へ到着〜
GO羽鳥さん&マサ「ん?」
〜休みでした〜
〜気を取り直して、近くのファミレスへ〜
覚えてる、覚えてる。私がケニアに行ったのは仕事がらみの3回しかないんだけど、1回目の時にルカはいなかった。
で、その 2年後かな……2回目に行った時にルカがいて。いろいろ案内してくれて助かったんだけど、最後にルカが「井戸と学校を直したいから金くれよぉ」って言ってくるから、「やだね。援助はしないよ。自分で金稼ぎな」と返事した……って感じだね。
だね! その昔、バックパッカーをしていたんだけども、こうやって「援助して」ってのはよくあることだったから、どうせ今回のルカもカネ目当てでウソついてるんだろう……って思ってた。 こういう時は弱気になったら負けなんで、逆にこっちから「カメラを送ってやるから、記事書いて、自分で金稼いでみろ。それがおれにできる唯一の援助だ」って言ったんだよね。そしたら、もうねだってこないかな、と思って。 もしそれで、写真送られてきたら、ロケットニュースのコンテンツにもなるし、面白いかな、みたいな。
帰国してしばらくしたら、ロケットニュースのアカウント宛てにピコーン、ってメールが届いて。何とそれがルカからで。
「・・・よう、ブラザー。そういえば、カメラどうなってる?」
って感じのメールで。
「・・・・・・あっ、覚えてる!!!!」みたいなw
そういえば名刺渡したから、彼はネットカフェからメールしてきたんだよね。
ちょうどそのとき、ビックカメラの福袋に入ってたスマホがあったんで、「じゃあ、カメラじゃなくてスマホ送るね」ってことになって。これで届いたら面白いな、とか思って。 だけど、ケニアの税関で数カ月止まっていたりもして、なかなか届かなくて。その最中のルカの「カメラまだか?」の催促メッセージは本当にすごかった。ネットカフェに住んでるのかな?って頻度だったよ(笑) で、スマホ送った3ヵ月後くらいに、仕事でまたケニアに行く機会があったんだよね。 そしたらルカ、送ったスマホをちゃんと持ってて! ちゃんと届いてんだ! って。感動したよ。
実は、1回あったね~。マサイ最強の戦士サイトゥートゥさんが就職した時に、ルカがサイトゥートゥさんの給料、つまり安定した収入が羨ましい……ってなったみたいで。
「オレ、いいオファー来たら、就職しようと思ってる」
とか言い出して。
そうなったらそうなったで仕方ないけど、サイトゥートゥさんの給料を越える額を稼げたらルカも思いとどまるかな……と思って。だいたい6本の記事を作れば、サイトゥートゥさんの月給を越えられるのね。だから、その6本を死守して作るようになった。
そう、月6本は大変だよ。雨とか夕日の写真を100枚送られてきても、6本記事できないよ!って。「同じような写真は送ってこないで」とは言ってるんだけど……
ネットで元から読んでて知ってる人はもちろんだけど、やっぱり本屋さんに置いてあって、何これ、って見て、手に取って読んでもらえたら嬉しいかな。小5、小6くらいの子にも読んでほしいな~。学校の図書館に置いてくれたらありがたい。
水とか、携帯、電気ってすごい、と思うと同時に、今我々がどれだけありがたい環境で生きているのか、を感じてほしいかな。あとは、やっぱり、これを読んで、ケニア、アフリカに興味を持ってほしい。おもしろおかしく描いてはいるけれど、実はものすごくリアルでシリアスな内容もあるからね。より現地を知れるきっかけになれば良いなと思っています。
そうだね〜。もっと記事にしやすい写真を送ってこい! 同じ写真を何枚も送ってくるな! ……てな感じかな(笑) でも、もちろん感謝もしているから、アッシェ オレン!と言いたいね。
最後までご覧頂き、有難うございました!
現在ルカさんは、当初の目標となっていた井戸の修繕を成し遂げ、次なる目標、学校修繕に向け、マサイ通信の執筆を進めておられます。
なんと、今回の「マサイのルカがスマホで井戸を掘る話」本の印税もルカさんに入るみたいですよ!ルカさんのチャレンジを応援したい方は、是非読んでみてくださいね。
最後にもう一度、本のリンクを貼っておきます! それでは、オレセリ!