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いつか事業を起こしたい!日本でMBAの取得を目指すザンビア人フライデーさんのあれこれ

The Lives of Africans in Japan(在日アフリカンの人生)。

この企画では、日本に16,000人いるといわれている在日アフリカンの方にフォーカスし、その方の魅力、出身国のリアルな話、実際に日本に住んでみての感想などを教えていただきます。

インタビューは、AYINAメンバーのガイセン・クルミがお送りします。

今回のゲストは、ザンビア出身のフライデーさんです。

Friday Chikwalaさん(26歳)あしなが奨学生として山梨学院大学国際リベラルアーツ学部への入学をきっかけに2016年に来日。山梨学院大学在学中に出場した日本語スピーチコンテストでは、第2位に輝く。
山梨学院大学卒業後、関西学院大学経済学修士課程に進む。好きな講義は、マーケティングビジネスとインターナショナルビジネス。ゆくゆくはザンビアで農業関連のビジネスをしたいと構想中。
自身も立ち上げメンバーのひとりでもある学生団体「Pendo Initiative(ペンド・イニシアティブ)」では、アフリカ各国出身のメンバーが中心となって、アフリカの若者へのキャリアガイダンスを提供。アフリカの若者が自信をもって進路選択ができるようサポートをおこなっている。

 

笑顔で気さくにお話しくださったフライデーさん。

フライデーさんの生まれ育った国は東アフリカに位置するザンビア。
昔、ひょんなとこから日本文化に触れたことをきっかけに日本に興味をもちはじめ、日本に来日し今年で5年目になるのだそう。
※その5年の間に、1年間はカナダに留学、半年間はガーナにインターンシップに行ったので、実質、日本に住んでいるのは3年半とのことです。

現在は関西学院大学でMBA取得を目指しています。
今回のインタビューでは、フライデーさんがなぜ日本に興味を持ったのか、経営を学んでいる理由について、をメインに迫ってみました!

始まりは日産のミニカーから

AYINA
クルミ
こんにちはフライデーさん。
ではまず、一番最初に日本に触れたのはいつだったのかお聞きしてもよろしいでしょうか?
幼い頃、日産のミニカーを父親に買ってもらった時に「これは日本の車なんだよ」とおしえてもらったんです。
そこから日本に行ってみたいなあという思いはありました。
フライデーさん
AYINA
クルミ
へえ!そうだったのですね!
はい。
父に「日本は遠い国だし言葉の壁もあるから大変だよ」と言われたのですが、そういう難しい状況だからこそチャレンジしたくなりました。
フライデーさん
AYINA
クルミ
すごい!
そこからしばらくたった高校生の時に、日本から来たJICAの方にお会いして日本の存在を思い出しました。
そして、日本へ行きたいという思いさらに強くなりましたが行く手段が分からなかったんです。
そんなとき「あしなが育英会」の存在を知り、日本に行く決意をしました。
フライデーさん
AYINA
クルミ
人生のいたるところで日本との接点があって、その度に日本へ行きたいという思いが強くなっていったのですね。
日本以外の国は選択肢としてあったのですか?
イギリスも選択肢としてありましたが、日本は平和ですし、ウガンダに行った際に日本の方にとても優しくして頂いたこともあったので、日本に行きたい気持ちの方が強かったです。
フライデーさん
AYINA
クルミ
素敵ですね。
フライデーさんは日本語がとても上手ですがどのようにして学んだのですか?
実は日本に来るまではひらがなもカタカナも読めない状態でした。
来日後、山梨学院大学で週2~3回日本語の授業を受けながら勉強をはじめました。
最初は日本語を話すときに緊張しましたが、大学で開催されたスピーチコンテストで賞をとるなどしていくうちに自信がついてきました!
フライデーさん

山梨学院大学在学中に出場した日本語スピーチコンテストでは、第2位に!

 

ロールモデルはザンビアの現大統領

AYINA
クルミ
フライデーさんは現在、関西学院大学のMBA一年生とのことですが、経営学に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?
もともとは医者になりたかったんです。
以前父が病気になった時、自分のいた地域に専門の医者がいなくて、自分が医者になってしまえばお父さんを助けられると思ったので。
でも病院が苦手な上、血を見るのがダメだったので断念しました。
フライデーさん
AYINA
クルミ
すごく父親想いなんですね。
でも確かに血を見るのはキツイかも。。(笑)
そこで、高校の時から経済に興味を持ち始めていたこともあり経営関係を学ぶことにしました。
特にマーケティングが好きですね。歴史や心理学などほかの分野の学問も経営学に全て通ずるという点が非常に面白いと思っています。
フライデーさん
AYINA
クルミ
実は私も大学で国際経営学を専攻していたのでよくわかります。面白いですよね。
こうなりたいと思うロールモデルはいらっしゃるのですか?
現在のザンビア大統領(ハカインデ・ヒチレマ氏)です。
彼は経済を勉強した後に起業して今の地位まで昇りつめました。
私は大統領にはなりたくないですが(笑)
フライデーさん
AYINA
クルミ
あはは!

※ザンビア現大統領 ハカインデ・ヒチレマ氏のホームページ(英語)(2021年11月現在)
https://www.hh-2021.com/

富山県の立山に登った時のフライデーさん。

 

日本の経営のここが面白い!

AYINA
クルミ
それではここからは経営についてもっと深く聞いていきたいと思います。
ザンビアでは経営学は人気があるのでしょうか?
ザンビアでは、経営学を学びたい場合、多くの方は海外に行く選択をします。
また、キャリアを考えたときに医者や教師になるのが人気です。
もちろんザンビアで経営を学ぶことができる良い大学もありますが、経営学を勉強してもどのような職に就けるのか周知されていないのが現状です。
フライデーさん
AYINA
クルミ
医者や教師が人気なのですね。
私が住んでいるアメリカでもエンジニアが人気の印象があったりします。
ちなみに、関西学院大学で一番好きな講義はありますか?
一番好きなのは二個あります!(笑)いいですか?
フライデーさん
AYINA
クルミ
もちろん!
一つ目はマーケティングマネジメントというもので、色々なマーケティングのテクニックを学ぶことができます。
二つ目はインターナショナルビジネスというもので、国際的なビジネスを展開したい場合のノウハウを学ぶことができます。
どの授業もケーススタディを通して学習するので面白いですね。
フライデーさん
AYINA
クルミ
すごく楽しそうですね、それ。
フライデーさんは日本に住んでいる中で日本の経営の仕方を見かけることもあると思うのですが、何か興味深いなと思ったことはありますか?
マネジメントシステムが面白いですね。
顧客に対して細かい所まで非常によく気配りができていると思います。
お客さんあってのビジネスですから、利益だけを追求するのではなくお客さんと良好な関係を築き上げている点は好きですね。
ですが、内部組織の縦社会は好きではないです(笑)
フライデーさん
AYINA
クルミ
(笑)(笑)(笑)

 

フライデーさんの穏やかな人柄のおかげで、インタビューは、和やかに進みました。

 

AYINA
クルミ
意見をシェアしてくださりありがとうございました。
将来起業したいとおっしゃっていましたが、その際に日本で学んだ経営方法の中で取り入れてみたいことはありますか?
日本のマネジメントシステムを取り入れたいですね。
これから先のビジョンとしてMBAが完了したら日本で6年くらい働いて経験を積んで日本のマネジメントシステムを実際に企業の中で学び、その後ザンビアに戻って農業関係の事業を興して学びを活かしたいです。
フライデーさん
AYINA
クルミ
すごくしっかりしてますねえ!応援しています!

 

若者が早くからキャリアについて考える機会を

AYINA
クルミ
フライデーさんはPendo Initiative(ペンド・イニシアティブ)の代表とのことですが、設立したきっかけは何だったのでしょうか?
もともとはケニア人の友人のヴィオナのアイデアでした。
ザンビアではキャリアについて考える際、多くの方は弁護士やエンジニア、医者になりたいと言いますが実際にどんなことをするのが分かるのは少ないんです。
フライデーさん
AYINA
クルミ
名前だけってことなんですね。
それで、ザンビアはじめアフリカ全体でキャリアの教育が弱いねとヴィオナと話していて、高校生の段階からキャリアについて考えを深める機会を与えたいと思いました。
フライデーさん

※Pendo Initiativeのホームページ
NGO| Career Information | PENDO INITIATIVE

 

Pendo Initiativeのアフリカでの活動の様子。

 

AYINA
クルミ
Pendo Initiativeで成し遂げたいことはありますか?
高校生が進路選択の段階で自分が就きたい仕事について情報をたくさん得ることを可能にして、明るい将来を歩んでいただくことですね。
フライデーさん
AYINA
クルミ
すごい…!感動です!
Pendo InitiativeとAYINAは2021年7月にコラボ企画をおこなっていますよね?
これからもどんどんコラボしていきましょう!

※2021年7月に開催されたPendo Initiative x AYINAコラボイベント「アフリカと日本の地方の可能性」のイベントレポート
https://pando.life/pendoinitiative/article/65015

※Pendo InitiativeによるAYINAメンバー(内藤&土屋)へのインタビュー「アフリカ x 日本をつなぐ理由」の記事
https://pando.life/pendoinitiative/article/64427

 

ザンビアには73もの民族が存在する!?

<出典>PHOTO: Public Radio International

AYINA
クルミ
そろそろインタビューも終わりに差し掛かってきたのですが、最後にザンビアについて色々お聞きしても良いですか?ザンビアでは「こんにちは」ってなんて言うのでしょうか?
ザンビアでは73の民族が存在していて、民族によって話す言語が異なります。
私が属する民族では「カムャンバ」と言いますが、一番有名なのはベンバン族が使う「ムリゥブアンジ」ですね。
フライデーさん
AYINA
クルミ
へええ。
民族によって言葉が違うとのことですがフライデーさんは他の民族の言語の意味は分かりますか?
話せなくても意味は分かることもありますね。
私自身、7言語話すことができるのですが、よく街中で同じザンビア人でも何を話しているのかが分からないなんてこともあります。(笑)
フライデーさん
AYINA
クルミ
えー!そうなんですね。
では、ザンビアで有名な料理を教えていただいてもよろしいでしょうか?
トウモロコシからつくられた粉末の「シマ」というものを食べます。これが日本で言うご飯のような役割をします。
一番好きな食べ物はトウモロコシと豆を混ぜた私の民族の料理があるのですが日本で材料を見つけることができないので残念です。
フライデーさん
AYINA
クルミ
外国で自分の国の食材や調味料を作るのは難しいですね。
それでは最後に、私たちでも作ることができるザンビア料理の簡単なレシピを伝授してください!
シマは簡単ですよ。トウモロコシ粉があれば作ることができます。
作ったシマはチキンマサラカレーと一緒に食べると美味しいですよ!
フライデーさん
AYINA
クルミ
あ~!それ美味しそう!作ってみますね!ありがとうございます!

フライデーさん手作りのシマ。この日はオクラスープ(写真右)と共に。

 

おわりに

いかがでしたか?

日本語がとっても上手で強い意思をもっているフライデーさん。
ずっと先までのビジョンをもっていて本当にしっかりしている方だなあと思いました。

これからのご活躍に目が離せないですね!

最後に全員で記念撮影。ありがとうございました!!

 

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《取材・記事=クルミ、メモ=Kiku、撮影=千尋、校正・校閲=Aly》

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