Jambo(こんにちは)
2月から4月までの3ヶ月間、
ケニア・ナイロビにある農業・家畜に関する国家研究機関KALRO
(Kenya Agriculture & Livestock Research Organization)
にてインターンシップ中の、
AYINA東北支部長土屋みなみです
ある日出勤したら、相部屋の同僚の娘さんが
私の机のところに座って勉強していました。
「学期中の小休みだけど、家に一人では置けないから」
とママ(相部屋の同僚)。
せっかくなので、現役小学生に学校生活の一部を聞いてみました!
私立primary school 7年生のAちゃん
ケニアは昔のイギリスの影響か、
小学校のことをprimary schoolと呼びます。
私はアメリカ英語のelementary schoolの頭だったので、
まずそこから混乱…ここからは便宜上小学校と表現しますね!
今回私に付き合ってくれたAちゃんは、
私立小学校に通い寮生活を送っているとのこと(衝撃
6歳で小学校に入学し、そこから8年間通うのだそうです。Aちゃんはその7年生
授業は1~3月、5~7月、9~11月半ばの、いわゆる3学期制だそうです。
途中数日休みが入ったり、学期の間の休みは一ヶ月丸々でなかったりします。
『休みは日本の小学校よりも長いなあ国立大学と同じくらいか』
と思っていたのですが…
めちゃくちゃ勉強してる……
「授業は6:30くらいから16:50くらいまで」と聞いた瞬間
「日本の大学生の授業時間越えてる…」と驚愕。
加えて6~8年生は土曜日にも学校に行くんだとか。
教科は数学、英語、理科、社会、キリスト教教育そしてスワヒリ語の6教科。
これらを例えば以下の日程で学ぶんだそうです
この後、通学している子はお家へ帰りますが、
寮に住んでいるAちゃんは更に以下のスケジュールで生活するとのこと
「勉強は好きだけど、授業中眠くなっちゃうんだよね~」
とAちゃんは言っていましたが、そりゃそうだわ!!!!
そしてこんなスケジュールでも勉強好きって…頼もしい…
教科書を見せてもらいました!
驚きつつも興味津々な私に、快く教科書を見せ説明してくれたAちゃん
こちらは7年生用の社会の教科書
社会の場合は、4年生は各県について5 年生はケニアについて
6 年生は東アフリカについて7 年生はアフリカ全体について、学ぶのだそうです
次は英語の教科書
もっと厚い…2cm弱あります
さすがに1年で終わらない場合もあるそうですがそれにしても…
さっと見ただけですが、どうやら文法や文章読解のみならず、
音読の仕方まで学べるようです。面白いなと思ったのがこの章
最後にスワヒリ語の教科書
こちらも英語と同様の内容が学べるようですが、
なんだかこっちの教科書の方が楽しそう笑
前にケニア人の言語能力の話をしましたが、
実は定年前後のおじいさんおばあさん手前の方々の世代の時は
スワヒリ語のテストはなかったそうで、
「子供たちの方が私たちよりもスワヒリ語上手なの」と同僚。
それでもその世代は民族の言葉、スワヒリ語、英語を話せるので充分すごいと思うのですが…
因みにAちゃんに「民族の言葉分かるの?」
と聞いたところ「分かるよ!でも、ややこしいから話さない」と。
なんてこった…10代前半前後にして3種類の言語が分かるなんて…
私は公立小中高にしか行ったことがないのですが、
日本の都会の私立小学校もこんな感じなのでしょうか…。
だとしたら小さいときからこんなに勉強して…大変だなぁ…
個人的には、ある程度外で遊んで欲しい気もしますが…
とにかくこの子たちがどんな大人になっていくのか楽しみになった、アラサーの土屋でした
それでは今回はこれにてKwaheri(クワヘリ:さようなら)
※※※ 参加者募集中【期間限定・定員あり】 ※※※