こんにちは!
手塚です。
先日ビザ更新のために、半年ぶりにアフリカ大陸の外に出ました。
ちょっとマンネリ化していたルワンダでの生活でしたが、外に出たことで色々と気づきがありました。
うるさくて鬱陶しいと思っていた現地従業員。
会わなくなると寂しくなって、「元気にしてるかなー」と心配になったり。
いつも味の薄いパスタで飽きていた30円ランチ。
それよりもずっとおいしい食事を食べているのに、ふとその味が恋しくなったり。
知らぬ間にすっかりアフリカ、ルワンダのとりこになっていたんだな、と実感しました。
再び戻って来れたことに感謝です。
今回は「初のMade in Africaスマートフォン」についてご紹介したいと思います!!
先週、私の滞在している国、ルワンダで初のMade in Africaスマートフォンが発表され、販売が開始されました。
販売元は「Mara Group」というドバイに拠点を持つ会社です。
これまで、アセンブリ―ラインをアフリカに持つスマートフォンは何種類かありましたが、スマートフォンの内部に組み込まれている何千という部品のすべてをアフリカで生産するのは、このMara GroupのスマートフォンMaraphoneが初めてです。
とっても気になったので、早速ショップに行ってみました!
ショップはルワンダの高級ショッピングセンター「キガリハイツ」に隣接した建物の一階にあります。外の様子はこんな感じ。(暗くてごめんなさい。。。)
アフリカらしいライオンのロゴが目印です。
まず、スマホの種類は二つ。
二つの大きな違いは容量です。
他にも細かな違いはあるようで店員さんは説明してくれましたが、私には難しかったので、興味のある方はHPをチェックしてみてください
https://maraphones.com/
価格はMaraX(16GB)が$130。MaraZ(32GB)が$190。
色はブラック、ゴールド、シルバーの3色です。
顔認証、指紋認証付!
本体にはあのライオンのロゴが添えられています。かっこいい!!
カメラの質はまあまあ。
やはりiPhoneには劣る気がしました。。。
この値段、iPhoneと比べると破格な気がしますが、ルワンダで販売されているスマートフォンは安い物だと$60くらいなので、現地の人々にとって「安い」という感覚はなさそうです。
ただ、販売を開始してから一日約30台が売れていると教えてくれました。
容量の大きいMaraZのほうが人気が高いようです。
余談ですが、店内にはVRを体感できるコーナーもありました!
10月に行われた販売開始記念のイベントでは、ルワンダのポール・カガメ大統領も演説を行い、MaraGroupがMaraphoneの販売拠点としてルワンダを選んだことに感謝の意を述べていました。
今回のルワンダローンチがもたらす効果として期待されていることは2つ。
1つ目はルワンダのスマホ普及率の向上。
現在、ルワンダのスマホ普及率は24%。
総務省によると、2023年までには30%まで上がるといわれています。
低価格、ハイクオリティのMaraphoneの誕生によって、スマホ普及率が上昇することが国の狙いの一つのようです。
(http://www.soumu.go.jp/main_content/000621022.pdf#search='%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E6%99%AE%E5%8F%8A%E7%8E%87'参照。)
2つ目は雇用の増加。
ルワンダでは現在、雇用不足が大きな問題となっています。
大学を卒業しても就職先を見つけるのが非常に困難です。
今回のMaraphoneのローンチによって、200名が新たに雇用されたそうです。
製造工場の従業員等を含めるとさらに多くの人が職を手に入れました。
今後も販売を拡大し、雇用人数が増えることが期待されています。
様々な問題もありそうですが、今回のMaraphone販売開始はルワンダのさらなる発展に向けた大きな一歩になるのではと感じました。
ルワンダに来た際はぜひMaraphoneの実物を手に取ってみてください!
以上、ルワンダからMaraphoneについてのレポートでした!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ムラコゼチャネ!(ルワンダの現地語でThank you very muchの意味です!)