一人しかいないチーム東北で支部長を務めております、土屋みなみです。
先日こちらでもお送りしました通り、最近は研究絡みという真面目な内容にもお声掛けいただけるようになりました、AYINA Japan。
今回は山形大学米沢キャンパスで開催されたポスター発表の様子をお届けします。
メインイベントはこちらでした
ポイントは3つ!
・内容が身近で、一般の方々もお越しいただける
・女性研究者に焦点を充てている(日本は他の先進国に比べて女性研究者が少な目らしいです…)
・16:00~のポスター発表では、異なる分野間でも”SDGs”を共通の言葉としてお互いの研究を聞くことができる
*SDGsとは:「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択された、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
3つ目のポイントについてもう少しお話しますと…
工学だけなのかもしれませんが、化学や電気等々分野が異なり、更に化学の中で金属やプラスチック等専門が細分化されていくと、他の方々の研究の内容が分からなくなることがあります(私だけでないことを心から祈ります苦笑)。略語が何を指しているのか分からないし、必要な予備知識も違うし…。そこで「分野を超えた共通言語としてSDGsを用いることで、他の方の研究をより俯瞰して&別の角度から見ていこう」という考えで、このポスター発表会が開かれることになったようです。
最近大学ではこういう取り組みが一層増えてきています。お仕事が増えて大変なところを近くで見ていますが、それでもやはり大切なイベントだなと感じているところです。
いざポスター発表!
私が所属している研究室の先生の一人がこのイベントの主催者側だったらしく「土屋さんも発表してみたら?」とお声掛けいただいたのです!ありがたき幸せ…。
↑当日用いたポスターです
AYINAをメインに宣伝させていただき(笑)2019年2月~4月におこなっていたケニアの研究機関でのインターンシップの内容と自身の研究とのつながりを発表させていただきました。
薄々勘付いてはいましたが、私の今回のポスターの内容は、他の方々の「学会発表のようながっつりとした研究成果報告!」というものとは異なっていました。今回のテーマがSDGsと、普段出ている学会のような専門性が求められなかったとはいえ、“博士”という言葉から想像されるガチガチの“研究者”というフィールドではもう戦えない気がしております…。通りでAYINAメンバーに工学系の博士課程所属であることを信じてもらえない訳です(苦笑)。
同期が研究者として優秀な一方こういうことばかりしている私は、研究者の卵を養成する世界では浮いています。自分で進むと決めた道なのに研究に対して真面目でない自分が悪いのですが、自らのユニークさで苦しみ同期と自分を比べて、大学を辞めようと思うことが何度もありました。
そのせいで心身の調子が良くないこともありました。でも、徐々に今回のような機会を頂戴できるようになり、それに出来る限り精一杯お応えする中で、数人でも興味をもっていただける様子が目の当たりにできて、ようやく自分らしさを容認できるようになってきました。
辛くないと言ったら嘘になる修士・博士5年一貫課程ですが、多くの方に支えていただき恵まれているなあと、今では心から思えます(あ、まだ修了してないですよ!)。皆様あっての土屋みなみですね!
当日の様子です
土屋説明中!アフリカ服でポスター発表していたのは私だけでした(当然か笑
完全に個人的な呟きになってしまいました…。失礼しました。
今後も“工学研究者らしくないアフリカ好きな博士見習い”として、自分が出来ることを実行していきます!
では、次回の報告もお楽しみに~♪