Jambo(こんにちは)
2月から4月までの3ヶ月間
ケニア・ナイロビにある
農業・家畜に関する
国家研究機関KALRO
(Kenya Agriculture & Livestock Research Organization)にて
インターンシップ中の
AYINA東北支部長土屋みなみです
前回は私が日本でおこなっている研究についてお伝えしました
(まだの方はまずこちらから是非)
今回はその続き
インターンシップホストとの繋がりについて書きたいと思います
ケニアで工学研究インターン体験記を沢山書いてます!
改めて、何故KALROに?
人の健康を扱っている私ですが、
今回は上の研究の説明のうちの<解析>の部分に注目し
KALROには
こんなデータの場合はこうやって解析している
といったような複数のケースを学びに行こうと思いました
データ解析はどんなデータを対象にしても良いはずだし、
むしろいつも扱っているデータ(生体情報)と違うタイプのデータ(農業・家畜系)の方が、
見方が変わって勉強になるかも
と思ったからです
(何割かはとにかくアフリカに行きたい気持ちがありましたが)
この着想に至った経緯を以下で説明します
実験を進めながら研究自体の方向性や解析に使う手法を考え軌道修正していく中で
どのデータをどの方法でどのような方向性で解析していけば良いのか
という疑問が生まれてきました
人工知能ブームの昨今、学会発表や論文提出の際で
「何でも人工知能等に頼って良いのか」
「伝統的な●●という方法もあるが、どうしてこの手法(例えば人工知能等の新しい方法)を用いたのか」
と問われることが多々ありまして
確かにその通りだな…と思っていたのです
実際、実験から得られるデータには
伝統的な方法を用いて事足りるものもあれば
ビッグデータと呼ばれるような膨大なものもあり
私はそれをどちらも用いたいと思っています
はて、どうしようか…
こういう場合はこの方法が良さそう
という方向性の概要説明は、あることにはあります
ただ、万能と思われている人工知能ですが
それを作る過程で、実は人間の職人技や経験が必要なことも事実
加えて私にとっては実際に体験する方が、教科書や論文を見るより早いこともあり
実例と方法とを結びつけて学びたいと思っていました
一方アフリカでインターンシップをしたいと
大学の担当の先生に相談しにいくために
候補リストを作ったときふと思い出したのが、KALROでした
2018年の9月まで、
ABEイニシアチブによりうちの大学で勉強していた
親友のケニア人のパパがここでお勤めなのです
しかもパパは日本に来たことがあって、
うちのキャンパスのケニア人全員+私と一緒に
ご飯を食べたこともありました
『せっかく知り合いいるしこのつながりを活用したい…けど農学っぽい研究所か…』
そこでググりました 情報系の部門がないかなと
…すると…あったんです!ICT(情報通信技術)部門が!!!…
当時見つけたWebサイトに載っていた内容からは
私の疑問が解消されるかどうか正直定かではありませんでしたが、
得意のノリと勢いで
『農学・家畜系の研究所の“ICT部門”でインターンして、疑問解消の糸口にしよう
私が扱っている情報と違う系統の情報だけど、
私が知りたいのは解析方法だし、解析対象のデータは何でもいいでしょ!(ドヤ!)』
となりました
(後ほど、それらしい内容が学べそうということが判明しました めでたしめでたし)
この旨をパパにメールし内々定を無事獲得。
先生方の理解(と多分概ね諦め笑)のおかげ様で、
ほぼ無理矢理アフリカにいけることになった訳です
…本当にありがたい…
長くなりましたが、結論!
行きたい気持ちがあれば、多少無理矢理でもストーリーはできる!
私が2014年にお世話になったトビタテ留学Japanの選考とも通ずるものがあります
これについては脱線してしまうので、またいつか…
それでは、今回はこれにて
Kwaheri(クワヘリ:さようなら)
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