AYINA JAPANの活動 アフリカホームステイ ベナン 現地レポート

ベナンに送るラブレター【アフリカホームステイ体験記】

こちら2019年8月に行われたアフリカホームステイご参加者様の体験記になります!

 

自己紹介

高知生まれ高知育ちの大学3年の山本さおりです。大学では、地域活性化について学んでいます。山に囲まれた田舎でのびのびと育ってきました。

私がアフリカに興味を抱いたのは大学生になってからです。都会の人が田舎に魅力を感じるのとかなり近い感覚だと思っています。都会で暮らしてきた人達にとって、田舎は自然が豊かでのんびりした暮らしをしていて、都会のストレスから逃れられるというイメージを持っていると思います。

一方、田舎で育った私にとって、地元は確かに自然が豊かで心が落ち着く場所ではあります(ちなみに、猪や鹿に猿がうろうろしているようなド田舎です)。

しかし、私にとっての憧れはアフリカにありました。私はアフリカに、いきいきと強く生きている人がいて、もっと自然を五感で感じながら生きられる場所だというイメージを持っていました。毎日生きていることを実感したい、生きることを楽しみたいというのが根っこにある願望でした。そのため、とにかくアフリカに行きたいと夢見ていました。

そんなことをぼーっと考えつつ、高知県で「アフリカに行くのが夢」と言い続けていました。しかし、周りからは危ないと反対され、なかなかつてもみつかりません。

アフリカに行く方法の条件としては、友達と旅行ではなく1人で行くこと、現地の暮らしをそのまま体験すること、最低2週間は行く事でした。そんなこんなで、大学3年生になってしまい、いよいよ行くタイミングがないと焦りはじめました。

就職したときに、目の前の世界が全てだと思いたくない、アフリカに行って出逢った人達に思いを馳せることで世界は広いことを忘れずにいたい。そう考え、インターネットで検索し、AYINAを知りました。

そこからは、すぐにアフリカに行くことを決めました。オーダーメイドのホームステイかスタディツアーで迷いましたが、アフリカに行きたいと思う人達は他にどんな人がいるのだろうと気になり、いい出会いがあればいいなと思い、ツアーにしました。また、せっかくアフリカに行くのであれば長くいたいので、1週間延長し、3週間滞在することを決めました。

英語は「OK」「Yes」「No」「Thank you」しか喋れませんでしたが、なんとかなると思い、胸を躍らせて日本を出ました。

 

生活の様子

まず初めに現地での生活について書きます。

ホストファミリー

母、長男、次男、長女、11歳の男の子、女の子大好きな男の子が主要メンバーでした。しかし、お友達や親戚がよく家に来ていたため、多くのベナン人と交流することができました。私を含め、英語を喋れない人がほとんどでしたが、ボディランゲージで意思疎通できました。

左から次男、私、母、女の子大好き男の子、11歳の男の子、一緒にステイしたかなちゃん

 

部屋

部屋には、蚊帳つきの大きなベッドとトイレとお風呂(蛇口&バケツ)がありました。電気が暗く、携帯のライトを使いながら、生活をしていました。ゴキブリにもお会いすることができましたが、同居人として挨拶をし、共に生きていました。

お風呂は蛇口から出る水をバケツにためて浴びるスタイルでした。プールに入る前のシャワーくらい冷たいです。でも、一瞬滝行してるかなと思うくらい気持ちいいです。

洗濯は手洗いでした。かなり絞らないと乾きませんでした。

お母さんが朝食、昼食、夕食を作ってくれました。

朝食は、リプトンとフランスパンとプラス1品で固定でした。焼きたてフランスパンがとにかく美味しく、優雅な朝を迎えておりました。

昼食は、パスタに薄い卵焼きをのせるスタイルが多かったです。夕食は、魚とごはんかウォー(ふにゃふにゃした無味のもの)でした。どの料理にも、トマトをすりつぶしたソースが使われていました。

味のパターンとしては、辛いものが多かったです。そして、運動部並みの量を出してくれました。日本食とかけ離れた味ではないので、食べやすく、美味しかったです。ウォーは個人的に苦手でしたが、帰国3日前で好きになっていました。

※芋です

※とんでもないタイ米の量

※優雅な朝食

※夕飯のベーシックスタイル(左にあるのはトマトとオクラのソースがかかった魚、右にあるのがウォー)

コミュニケーション

英語が話せない私と英語が話せないベナン人。

Google翻訳を使ってフランス語でやり取りもしましたが、基本はボディランゲージです。

ここで生きてくるのは、天性のノリの良さです。いかに向こうの言いたいことを理解し、ノルか。ここに賭けていました。結果、めっちゃ仲良くなれました。

深い話ができる程話せないからあきらめるのではなく、ボディランゲージで毎日なにげないやり取りをするのが仲良くなる秘訣です。

一緒に踊ったり、サッカーを見たり、ファッションを褒め合ったり、大好きを言い合ったり、、、相手のことを十分に理解できた訳ではないけど、とても楽しいひと時でした。英語わからん、フランス語わからんという人も、ノリと仲良くなりたい気持ちがあれば、いい関係を築くことができると思います。

さて、ここからは私なりの視点から、セカンドワイフデビュー編とときめきメモリアル編をご紹介したいと思います。

 

セカンドワイフデビュー編

日本ではまったくモテない私ですが、気づくとベナンで2人のベナン人男性のセカンドワイフになっていました。もちろん口約束ですが...(笑)

①ウィル

ツアーで出逢ったお調子者の31歳です。美人な奥さんと双子の子供たちがいます。写真を撮ることと爆音で音楽を流すことが大好き。

でも、日本語もすぐ覚えちゃうくらいかしこくて、必死に勉強して貧しい暮らしから抜け出た自身の経験から、学校に通えない子供たちへの支援を一生懸命取り組んでいる素晴らしい人です。

でも、やっぱりお調子者です。私は英語が喋れないですが、彼はそんなの関係ねぇとばかりに明るく話しかけてくれました。ゆっくりなるべく簡単な単語を使ってくれたので、なんとか意思疎通はできていたと思います。その他は、とにかく彼のノリにのっていたら、気づくと仲良くなっていました。一緒に話したり、歌ったり、踊ったりして、こんな私にもベナンに友達ができた!と喜んでいました。

そんなあるツアーの日、疲れてない?といって彼は手を繋いできました。動揺しつつも、友達だしいっか〜と思い、割と長い間手を繋いでいました(ベナンでは男性同士でも手を繋ぐらしい)。

それからツアー中、気づくと横に彼がいたり、食事中は必ず前の席にいました。しまいには、こちらをずっーとみつめてくるのです。やめてと言うと、whyとひたすら言ってくるばかり。

そして、ついにガールフレンドと呼ばれるようになりました。そして、my kanojoとおぼえたての日本語で呼んできます。こうして、気づくとセカンドワイフデビューを果たしていました。彼の地元では、今は一夫多妻制無いよって言ってたのに!(笑)

それでも、私が出国する日に空港までわざわざ来てくれた、素敵な旦那です。今でもMessengerでアイラブユーのやり取りは続いています。

 

②次男(ホストファミリー)

ホストファミリーのお調子者。英語があまり話せないのに、ニッコニコしながら毎日話しかけてきてくれました。ノリが合うのか、ステイ中にどんどん仲良くなっていきました。

そして、ステイ最終日に、彼は私と一緒にステイしていて1週間前に帰ったかなちゃんが1人目の妻だから、お前はセカンドワイフだと言われました。「マイダーリンさおり〜。アイミスユー」とニヤニヤしながら言っていました。

絶対明日には忘れてるやん。

 

女の子は、ベナンに行くとセカンドワイフデビューできます。日本じゃできない貴重な経験です。仲良くしてくれるし、beautifulなんて真っ直ぐ言ってくれる男性はいないので、純粋に嬉しかったです。ただ、彼らは他の女の子にすぐ浮気しますが、、、(笑)とてもいい思い出です。

                                            

 

ときめきメモリアル編

まず最初に、ときめきメモリアルとはあのかつて流行ったゲームのことではありません。ときめいた瞬間のことをときめきメモリアルと表現しています(ベナンで勝手に作りました)。

私がベナンであったときめきメモリアルは、夜のバイクデートです。あ、イケメンと一緒にバイクに乗れただけです。

フリーの日に、ステイ先の同世代のベナン人の女の子とその男友達と一緒に、クレープを食べに行きました。現れたのは、お調子者とは違うシュッとしたイケメンベナン人。そのイケメンがバイクに乗せてくれることになりました。

普通バイクの後ろに乗る人は、運転手の腰に手を添える程度なのですが、バイクが怖いことと運転手がイケメンということでしっかりholdさせて頂きました。でこぼこ道は、ゆっくり走ってくれつつ、爽快感のあるバイクデート。ひんやりした空気と綺麗な星を見ながらのデートは、ときめきが止まりませんでした。

理想のデートは、ベナンでのバイクデートに決定しました。ただ、バイクタクシーのおっちゃんの後ろではときめきメモリアルは起こりませんでした。運転手は大事です。

 

 

まとめ

今回のスタディツアーをまとめると、想像通りのことが多かったけど、ベナン人が想像を超えてきました。

まず、私は日本にいる時からアフリカ布が大好きで、ベナンでオーダーメイドの服作りを楽しみにしていました。実際に布屋に行って、アフリカ布を目にした時、想像通り鮮やかで美しく、テンションが跳ね上がりました。高く積まれたアフリカ布をすべて引っ張り出し、完全にバイヤーモードになっていました。

そして、作りたい服の形をテイラーさんに伝え、完成するまで楽しみに待ちました。いよいよ完成したとき、あまりの仕上がりに感動しました。サイズはぴったりで、画像1枚見せただけで、360度完全にイメージ通りでした。柄の位置の工夫、絞りやフレアの加減も完璧。

さらには、オーダーしていないのにきらびやかなスパンコールもつけてくれていました。アフリカ布の美しさは想像通りでしたが、こんなにも高い技術を持つテイラーさんがベナンにいることは衝撃でした。

あまりにも素敵なアフリカ服を作って頂いたので、アフリカ服を着ていないと気分が上がらない身体になってしましました。次回訪れたら、1年分のアフリカ服をオーダーしようと決めました。

もうひとつ、ウィルが運営する孤児の子供たちが勉強する施設とその子たちが暮らしている場所に訪れた時のことです。アフリカに対するイメージとして強くある「貧困」の現実を突きつけられました。

やっぱり解決すべき課題は山積みだなと思いました。しかし、ここで想像を超えたのはウィルのように、現地で頑張っている人の存在です。支援というと国外からのイメージがありました。

しかし、自分自身も貧しい環境で育ちながら教育の重要性に気づき、自分と同じような境遇の子供たちを救う活動に人生をかけて取り組む。そんな人がいることを全く知りませんでした。

自分が勉強不足だっただけかもしれませんが、この人達の存在と活動はもっと世界中に知られるべきだと思いました。そして、現地で頑張っている人達を支援したいという人と繋がってほしいと強く願います。

 

とにかくベナンには、想像を超える人達がたくさんいました。そして、それはベナンに行って、会ってみないとわからなかったです。まだまだベナンには、多くの才能を持っている人や、一生懸命課題解決に取り組んでいる人がいると思います。その人達と出会いたいし、そのためにはまたベナンを訪れるしかないと心に決めました。

 

このレポートを書きながら、ベナンに帰りたくてたまらなくなっております。

たった3週間滞在して、ほんの一部分を体験して、感じただけではありますが、本当にベナンが大好きです。はじめは、ウォーだけが嫌いでしたが、好きになった現在、嫌いなところなんてありません。

街並み、でこぼこ道、ダンス、音楽、ご飯、バケツシャワー、、、、全てに愛を送りたいです。ステイ先の私の部屋で同居したゴキブリでさえ、出会えてよかった。今も元気に生きてるかな。

語りだすとキリが無いので、あえて1つ出すのであれば人との向き合い方が大好きです。

ベナンで出会った人達が、みんな素晴らしい人達でした。車内で爆音で音楽流し始めて、周りのベナン人も若干うるさそうにしてたのに、1分後に一緒に歌って踊っている。トラブルが起きた時に、互いに納得するまで討論をして、最後には笑顔で握手して別れる。

値切りまくって、店主の人が最後少し怒っていても、感謝の言葉を交わし笑顔で分かれる。初対面からガツガツ話しかけてくれて、ハグして、別れる頃には「アイラブユー」と言ってくれる。年齢なんで関係なく、激しく突っ込むし、はっきり異論を言うし、最後には仲良くなる。

 

私が抱いたイメージを例で表現すると、、、

 

ケーキを分けてくれた時に、自分にくれたケーキが小さかったら?

日本だと「なんで自分の分だけ小さいんだろう。嫌われてるのかな。」と心の中で勝手に考え、我慢する。

ベナンだと「なんで自分のだけちっさいねん!あんたのケーキちょっともらうで!ありがとう!」と大声で言っちゃう。そして、みんなで歌って踊りだす。

 

私の勝手なイメージではありますが、まさしくこんな感じだと思いました。私は、圧倒的にベナンの人間関係の築き方が好きだし、憧れます。

とにかくベナン人は愛に溢れていました。日本で顔色伺って、人に声をかけることさえためらっていた自分があほらしくなりました。自分の1番悩んでいたことを、ひょいっと超えて、愛を持って接してくれた彼らには感謝しかありません。ぜひ多くの日本人の方に、彼らに逢いに来て欲しいと思います。

 

 

終わりに(もうちょっとベナンへの愛を綴りたい)

たった20年ではありますが、その人生の中でもっとも心が動いた3週間でした。ベナンにいる時から日本に帰りたくなかったし、日本に帰ってきても毎日ベナンに帰りたいと駄々をこねています。

ベナンでの生活は、毎日ワクワクが止まらなかったです。日本のことを忘れちゃうくらい、目の前で起こること全てにワクワクしていました。

蚊に刺されまくったって、ゴキブリに対面したって、汗だくで寝づらくたって、料理のソースが辛すぎたって、足の裏がありえない程汚くなったって、全てがおもしろかったです。

最後には「Saori is my baby」とたくさんの人に可愛がってもらいました。Babyだけど、少しは成長できたんじゃないかなと思います。絶対英語勉強するから、次は夜が明けるまで語り合おうね。必ずベナンのママに恩返しします。

※最高に可愛くて、かっこいいいベナンのママ

そして、スタディツアーを通して出会うことができた日本人参加者は、最高の仲間だと思っています。ありがとう、必ずまた会おうね。

スタディツアーに参加して、考え方が変わったどころではなく、脳みその使い方が変わりました。日本で悩んでいたことはちっぽけであり、私が知っていた楽しいこともほんの少しでした。もっと自分の心が躍ることはあるし、幸せになる道は多様であるとわかりました。

そして、私にとっての幸せは、ベナンのような素敵な場所で、毎日ワクワクしながら予測不能の暮らしをすることだと気づいてしまいました。すると、これからの人生にワクワクしてきました。

ベナンは大好きな国です。虜になりました。アフリカデビューには最高すぎたかもしれません。

ベナンが運命的に好きなのか、アフリカの国々が好きなのかをはっきりさせるために、アフリカの他の国にも行こうと決めました。

ベナン、近いうちにまた帰ります。エイザンデ~!(またね!)

 

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