みなさんこんにちは! アフリカ大好きAYINA運営メンバーの原武和琴です。ここでの登場は2回目となります。よろしくお願いいたします!(私のTwitterはこちらをクリック)
今回は、9月25日に行われたオンラインイベント、「看護学生ドロシーさんと考えるマラウイの女性教育」についてレポートしていきたいと思います!
ドロシーさん自身についてのお話はもちろん、マラウイの基本的なことから、妊娠や結婚に関するマラウイの現状・課題、そしてドロシーさんの展望などさまざまなことを語っていただきました。
イベントに参加してくださった方も、そうでない方も楽しんでいただけるようにお伝えしていきますので、ぜひ最後まで読んでくださると嬉しいです。
回線の問題により、イベント前半ではドロシーさんが音声のみで登壇することとなってしまいました。参加者さんのみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしました。申し訳ありませんでした。
〜国編〜 マラウイのこと知っていますか?
イベント開始前、「どこから参加されていますか?」と参加者さんたちに質問してみると…「マラウイ!」と答えてくださった方がいましたが(素敵ですね!)、多くの方にとっては、あまり馴染みのない国かも知れませんね。
マラウイはどこにあるの?というところから、9つに分かれるというマラウイの部族について、ダンス文化について、マラウイで話されるチェワ語についてなどさまざまなお話が出ましたが、その中でも特に紹介したいのがこれです!
そう、マラウイ料理です!色とりどりで美しい〜!
黄色く囲ってある左側の白い物、みなさん何かわかりますか?
これは「シマ」と呼ばれるマラウイの主食です。日本で言うとお米のポジションですね〜!とうもろこしの粉に水を入れてお餅のようになるまで何度もこねて作るそうです!
上にあるお魚は「ジャンボ」。マラウイは内陸国で海はありませんが、その代わりに湖で魚がとれるそうです。
このイベントでは毎回のように、料理が紹介されるのですが、マラウイ料理も本当に美味しそうです!ぜひいつか現地で食べてみたいです!
〜顔編〜 最近もんじゃ焼きに初挑戦?
ドロシーさんを知ろう!ということで、ここからは顔編です。
ドロシーさんの趣味は、体を動かすことと料理を作ること。運動もして、料理もして…見習うところばかりです…。
特に料理では日本・アメリカ・マラウイ料理を作るそうで、いろんなメニューに挑戦しているのだとか!
実は先日、今回司会を務めたメンバーともんじゃ焼きを食べに行ったそうです!もんじゃ焼き独特の食べ方にもトライし、美味しかったと話してくれました!
〜生活編〜 銀行口座を作るのに一苦労
“I LOVE SO MUCH” と語るほど東京・浅草エリアを愛してやまないドロシーさん!(笑)
ここでは生活編ということで、生活に関するクイズを出していただきました!
では、ドロシーさんクイズ!
「ドロシーさんが日本に来て最初に困ったことは何でしょうか?」
みなさん一体何だと思いますか?
気になる答えは…
難しい日本語。目的地までの長時間移動。どれに乗ったらいいかわからない電車。銀行口座…など
ドロシーさんは、笑いながらたくさん答えてくれました(笑)
どの回答も外国人が困ることとしてよく耳にするな〜という印象ですかね…?
特に銀行口座に関しては、ドロシーさんはものすごく困ったそうです。言葉が通じない銀行員さんばかりだったようで、最終的には日本語を話せる友人に助けてもらったそうです。頼れる方がいてよかったです…
私も何か力になれるよう、もっと外国語の学習をがんばらなきゃと改めて思いました!(笑)
〜未来編〜 18歳以下の約半数の女性が妊娠と結婚を経験?
今回のメインテーマともいえる、未来編にうつっていきたいと思います。
「マラウイの18歳以下の女性の約半数が、妊娠・そして結婚をしている」
みなさんはこれを聞いて何を思いますか?
参照:https://www.bbc.com/news/topics/clm1wxp5pert/malawi
なぜこのようなことが起こるのか?参加者のみなさんと一緒に考えました。
「教育不足?」
「子どもを産んで労働力を増やすため?」
「若い女性の方が安全に産めるから?」
などなどさまざまな意見が飛び交いました。
ではドロシーさんに原因、そしてそれを踏まえてドロシーさんが目指す未来について聞いてみましょう。
ドロシーさんの見解だと…
・性と生殖に関する知識不足
・早期妊娠を受け入れる風潮
・貧困
この3つが考えられるそうです。
いろんな問題が絡み合っており、一筋縄ではいかない課題だということがよく分かります。
では、これらの課題を解決するためにドロシーさんはどんな未来を描いているのでしょうか?
1つめは、コミュニティを作り、意識をあげること。
例えば、家族計画などのプログラムを実施して、妊娠や結婚について学べる機会を増やしていきたいそうです。若者だけではなく、若者以外にも広く知ってもらうことで、これまでの風潮や知識不足の改善を目指します。
2つめは、政府と連携してより厳しい措置を取ることです。
「助産師として働いていたときに、若い女性がたくさんやってきた。」と語るドロシーさん。ドロシーさんは、大学卒業後、マラウイで3年間助産師として働いてきました。その時に見た光景や経験が、今のドロシーさんに影響しているのではないでしょうか。
現在ドロシーさんは日本で公衆衛生について学んでおり、その後またマラウイに戻る予定です。そこで日本で学んだ知識を活かし、政府とともに政府が提供するサービスをみんなに使えるように活動していきたいそうです。
こちらの事前インタビューの記事では、マラウイの課題、またドロシーさんが将来やりたいことになどについて、詳しく書かれているのでぜひこちらもご覧ください! http://ayina.org/?p=8742
早期妊娠・結婚、性教育など、難しい課題を抱えていますが、ドロシーさんのような方がマラウイの未来を築いていくのかもしれませんね。今後のマラウイに注目です!
質問コーナー
ここからは参加者さんに質問を募集し、ドロシーさんに答えてもらいました!
そして質問コーナーの途中で…
やっとドロシーさんが登場!待ってました!
(この瞬間、安堵した運営一同…笑)
「日本で学んだことでマラウイに伝えたいことは?」
「日本とマラウイの性教育の違いは?」
「マラウイでは、学生で妊娠したら退学させられるの?」
「マラウイでの避妊や中絶についてはどう考えられている?」
非常に興味深い質問ばかりで、運営の私も「ふむふむ、なるほど〜」と頷いてばかりでした。質問してくださったみなさん、ありがとうございました!
終わりに
ドロシーさんの顔も見られたということで、最後は参加者のみなさんから「ジコモ〜〜!!」(マラウイで話されているチェワ語で「ありがとう」の意味)とドロシーさんにお伝えをし、イベントを終えました。
いかがでしたでしょうか?ドロシーさんの魅力、またマラウイについて少しでも伝わったら嬉しいです。今回マラウイの実情についてのお話しでしたが、日本ではどうだろう?と考えてみるのもいいかもしれません。
イベント序盤、ドロシーさんが急遽電話での登壇となるトラブルもありましたが、参加者のみなさんのおかげで、終始和やかな雰囲気の中、イベントを進めることができました。改めて感謝申し上げます。
今回の反省を活かし、NPO法人AYINAでは、今後もまたさらに楽しんでいただけるようなイベントを展開していきたいと思います。みなさんとまたお会いできるのを心から楽しみにしております!
レポートはここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました。これからもAYINAをよろしくお願いいたします。
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