副代表内藤です!
前回の第4回アフリカホームステイ報告①《さおりさんベナン編》に続き、
ガーナ編が届きましたのでご報告致します!
第4回アフリカホームステイ報告①《さおりさんベナン編》はこちら
それぞれの国らしく発展して欲しい
ベナンからバスでトーゴを通過し、ガーナへ向かいました。
バスが故障し立ち往生するというアクシデント(5時間路上に停車)もありましたが、
無事にガーナに到着。
ガーナは私の地元よりも都会でした。
翌日ホームステイ先のstephenさんが迎えにきてくれました。
ガーナの現地コーディネーターのStephenさん
ガーナは道路も整備されていました。
ベナンや隣のトーゴと比べとても発展の差があり驚きました。
やがてベナンもガーナも世界の主要都市のようになるかも知れないですが、
今ある都市に真似ては欲しくないと思いました。
全てが同じではつまらないし、
ジコさんも色々な国(発展具合も含め)があるのがアフリカだと言っていました。
ガーナはガーナらしく、ベナンはベナンらしく発展していって欲しいし、
それが今からできるのは発展途上国の強みであると思います。
ガーナで一番農業が盛んな町へ
stephenさんの従兄弟のお家にも泊まることができました。
ちょっと山の方で自然が豊かであり、
街ものんびりとした雰囲気で地元に似ていたので親近感がありました。
その山にあるカカオファームに登り、生のカカオを食べました。
ココナッツの実のような感じの味で美味しかったです。
カカオ以外にも日本にはない植物があり、彼らは野草にもある程度詳しかったです。
神聖な木や薬草、草を使った遊び方などを教えてくれ、
彼らが植物を好きなのがわかって嬉しかったです。
ガーナ特有文化「クイーンマザー」
また、帰りにクイーンマザーと呼ばれる女性に会いました。
クイーンマザーは各村におり、彼女たちは市長よりも強い権力を持つ村のトップのようなものだそうです。
そうとは知らず、stephen達の知り合いのおばさんだと思い気軽に一緒に写真を撮ったり、
彼女の前で(山登りの後だったので!)うたた寝したりしてしまいました!
しかし彼女は私達を歓迎してお土産( 現地の布)まで渡してくれていました。
隣がクイーンマザーで、行事の際はゴールドジュエリーを纏うくらいに地位の高い方
そして彼女は強い権力を持つが村民に慕われているようです。
クイーンマザーも含め、ガーナの人は女性を大切にします。
彼らが「フフ」という料理を作ってくれたとき、
私がちゃんと食べきれるかどうか(私は辛いのが苦手で、ガーナの料理はほとんど辛い)を確認してから彼らは食べ始めました。
ゲストの女性が先に食べてからでないと彼らは食べないそうです。
そして女性を大切にするのは、
彼らの奥さんやお母さんが外出した際に彼女達もそういう扱いを受けて欲しいからだそうです。
周りにしてほしいことを自分達が率先して行うのは素晴らしい考えだと思い、ぜひとも見習いたいと思いました。
オーガナイズされたカカオ事業
次の日はカカオファームの研究所の様な所へ行きました。
カカオを無駄なく使う工夫がされており、発酵工程もムラが出来ないように考えられていました。
カカオは病気になりやすく非常にデリケートだそうです。
カカオ研究所は興味があるものが結構あったので、英語力が上達したら科学的な話ももっと聞きたいと思いました。
その他アクティビティ
この日は高い木の上にある吊り橋のような所も歩きました。
主に木とロープだけで作られており、ジコさんがとても怖がっていたのが意外でした(笑)
笑顔が引きつるジコさん(笑)
アフリカの人は日本人よりも危ないところで遊んでいるイメージがあったからです。
恐らく彼の育った所は木登りなどができる山がなかったのかな。
夜はstephenさんがナイトクラブに連れて行ってくれました。
ナイトクラブは初めてだったので最初は面白かったが、なぜかだんだん怖くなって泣いてしまいました。
それまでアフリカが楽しくて帰るのが残念だったがこのときばかりは日本にどうしても帰りたくなってしまいまいた。
ジコさんやstephenさんが温かい言葉をかけてくれたが、
彼らはナイトクラブを楽しんでいたので本当に申し訳なかったです。
帰国の時
翌日は帰国で忙しかったです。
彼らと別れるのがとても残念だったが時間がなくしんみりはできませんでした。
空港ではチェックインが締め切られたり、
パッケージしたもののお金がなかったりなど色々あったがなんとか乗ることができました。
不便は人の温かさでカバー出来る
二カ国をまわってベナンとガーナには発展の差があること、
そしてガーナは発展しているが自然や人も大切にしていることがわかりました。
アフリカは確かに日本から離れているし生活も不便に見えるが、
暮らしてみると結構快適でした。
人も温かい分アフリカで生活するのは全く辛くはなさそうです。
ホームステイから得られたもの
今回はホームステイすることで、
彼らの生活スタイルや考え方がより理解できたと思います。
まだまだ発展途中のベナンも、
都会が広がるガーナも精神的なものと自然を大切にしていました。
短い期間であったが自分にとってとても価値のある経験になったと思います。
彼らと接触することで私にも彼らの生活を身近に覗くことができたし、
同じように彼らにも日本の生活を少し知ってもらえたと思います(特に日本の恋愛に驚いていた)。
こういった経験はこれからの自分の考え方に影響していくと思うので本当に重要であると思います。
色んな考え方と出会うことで自分の本当に大切にしたいことが分かってくると思います。
私もアフリカの人達やアフリカに興味がある人達に貢献出来るようになりたいです。
アフリカに行って学んだことのなかで一つ実践しようと考えているのは、
彼らの生活の基盤である家のスタイルです。
将来建てる家は広い庭を含め壁で囲い、ヤギなどを飼いたいです。
ヤギが異常なくらい好きだったサオリさん
そしてこういう体験をさせてもらえる環境にとても感謝したいです。
全体を通してサポートして頂いたAYINAの皆さん、
私を受け入れてくれたホストファミリー、
アフリカ行きを応援してくれた周りの人達のおかげで貴重な体験ができました。
という感じで、素敵なレポートを書いて頂きました!
また残りの2名からもレポートをいただく予定ですので、頂き次第公開します!