AYINA JAPANの活動 アフリカホームステイ ベナン

【2019年3月】まもなく社会人になる大学院生のベナンホームステイ報告②

こんにちは!24歳(今回の旅中に24になりました!) 大学院2年の増山です。

今回3月2~11日にベナンでホームステイさせていただきました。

とても楽しく充実した日々だったので、

私のベナンでの経験や感じたことを紹介させていただきます。

ステイ先のライオが撮ってくれました

 

1.AYNAを通してベナンに行こうと思ったきっかけ

2.ステイ中のスケジュール

3.ホストファミリー&ステイ先の紹介

4.ワクワクドキドキのアクティビティ

5.ベナンでびっくりしたことベスト3

6.おわりに

 

伝えたいことたくさんで長くなってしまいましたが、

なるべく堅苦しくなく写真多めでお送り致します!

 

今回は目次の4の途中から最後までをお届けです

未だの方は前回の記事もお読みください

 

 

4.ワクワクドキドキのアクティビティ 続き

【助産師協力隊員の活動見学、村訪問】

助産師協力隊として派遣されている

出野さんに保健センターを案内してもらいながら、

母子保健の現状や取り組みについて説明していただきました。

 

協力隊に興味を持っていた&同じ看護分野

ということでたくさん質問してしまったのですが、

一つ一つとても丁寧に説明していただきました。

予防接種について説明を受けているところ

 

『未受診のまま出産直前にセンターへ来て出産』

『夜に出産し翌日の昼には自宅へ帰る』

『緊急帝王切開になっても救急車は有料のためバイクタクシーで1時間かけて大きな病院へ行かなければならない』

というような、

日本の医療現場では考えられないような話も多々あり、

まったく異なる価値観や文化の中で活動していくことの難しさを感じました。

 

その後、小学校での集団予防接種、

発育不良の新生児(双子)の家庭訪問の様子を見学させていただきました。

小学校での集団予防接種の様子

 

車で20分以上のガタガタ道を

出野さんは自転車で通っているということにとても驚きました。

そうまでしても実際に足を運び、

対象者の暮らしの中で母子を見ることの大切さを感じられました。

まだまだ小さな赤ちゃん達、順調に成長しているようで安心しました

 

ベナンという地で現地のスタッフとともに

一生懸命活動されている出野さんの姿はとてもカッコよく、

やっぱり将来協力隊として活動してみたいという想いが強くなりました。

 

活動見学後は、出野さんの案内で現地の人と一緒に木船に乗って島へ向かいました。

船を待っている間にみんなでココナッツ飲みました

現地の人と一緒に手漕ぎの木船に乗って島へ渡ります

 

自分がこの場にいるのが不思議なくらい

私自身の生活環境とは異なっていて村を歩くだけでワクワクしました。

昼食は保健センター近くのレストランで

アグー(ヤム芋をついて作る芋もちのようなもの)を食べました。

【アフリカ布でオーダーメイド服作り】

秘書のシルヴィが用意してくれた

アフリカ布の中から自分の好きな布を選びました。

どれもカラフルでかわいくて、見ているだけでトキメキます!

 

布を選んだあとはテーラー屋さんに行き、

自分の作りたい服のイメージやデザインを伝え、採寸。

数日後には出来上がっていました。

デザインについて相談中

 

試着してその場で微調整してもらい、ぴったりに!想像以上の仕上がりでした!

世界に一つだけの私のための一点物のワンピースです!

 

5.ベナンでびっくりしたことベスト3

日本とは異なる部分も多く、日々驚きと新たな発見の連続でした。

その中でも私が特に驚いたこと3つを紹介します。

 

【第3位】まずこの写真、なんだと思いますか?

私はジューススタンドだと思いました。(美味しくなさそうですが)

 

 

正解は・・・

ガソリンスタンドです!

日本じゃありえないですよね。

今までに事故が起きていないのかが心配です。

 

 

【第2位】ベナン人のお洒落さ!

男性も女性も子どもも大人も

カラフルなアフリカ布を可愛く&かっこよく着こなします。

通りを歩く人たちを見ているだけでもその素敵さに見とれてしまいました。

原色×柄々が似合うのがうらやましい

 

ライオとゴードの家庭教師さんです。すっごくお洒落ですよね!

 

そして、女性たちの髪形にかける時間と創意工夫もすごかったです。

編み込みの人、地毛に着け毛を編み込む人、

編み込んだ髪に糸でつけ毛を縫い付ける人…

道行く女性の髪形を見るのはとても楽しかったです。

 

子どもたちの髪形も様々

この子めちゃくちゃお洒落で可愛くないですか⁉

ローズのこのおしゃれな髪形も、黒髪部分ふくめ8割つけ毛です

ローズの髪形をエリザベスが(↑の髪形へ)変えているところを見ましたが、

何工程もかけ結局5時間近くかかっていました(隣でひたすら見守る羽目になりました)。

またお化粧もとても上手で、On-Offの差にびっくりしたこともありました。

 

エリ(左)のこの髪形は地毛を編んで、つけ毛を縫い付けてあります

 

アフリカに対して

『カラフル』『かわいい』『かっこいい』『おしゃれ』

なイメージがなかった私にとって、

ベナン人のお洒落さは大きな驚きでした。

 

【第1位】ガッタガタボッコボコのローカル道

 

内藤さんから「ベナンでは道の概念が壊れるよ」と聞いていたんですが、

その上をはるかに上回ってきました。

 

雨が降った数日後に(水はけがめちゃくちゃ悪い)

ローカル道をバイクに乗せてもらい通りました。

最初はよかったのですがだんだんと平らな部分がなくなってきて、

道のほとんどが水たまり、残ったわずかな陸地を蛇行しながら、

前から来るたくさんのバイクと車を交わしていきます。

 

ローズの豪快な運転も相まって何度か体が宙に浮き、

なかなかハードなアトラクション状態でした。

この道は全然いい方ですね

 

手を離したら振り落とされそうだったので、残念ながら写真は撮れていません。

誰も直そうと言い出さないのか?と疑問に思いましたが、

人々の暮らしを知っていく中でこのままになっていることが何となく理解できました(笑)。

 

以上「ベナンでびっくりしたことベスト3」でした!

 

この他にも、フランスパンのおいしさ、

日本ではなかなか見ない野良動物たちの自由さ、

スナック感覚で食べる石、ベナン人男性の実用的な美しい筋肉、

などなど驚いたことはたくさんありました!

気になった方はぜひ自分の目で確かめてみてください!

 

6.おわりに

私はベナンに来る前、アフリカに対して

「貧困」「仕事がいい加減」「わいろを要求される」

など、どちらかというとマイナスなイメージを多く抱いていました。

 

しかし、

私の観たベナンの人々はお洒落で、可愛くて、美しくて、お互いに助け合い、

支え合い、微笑みあいながら暮らしていました。

 

そこには、お金の有無だけでは測れないとても豊かな暮らしがありました。

 

子どもたちの純粋でキラキラした笑顔が素敵でした

大人も良い人ばかりで滞在中嫌な想いをすることはありませんでした

 

これは実際にベナンへ足を運び、

ベナンの時間の流れの中で暮らし、

ベナンの多くの人々と触れ合ったからこそ感じられたことだと思います。

 

また今回の旅を通して、ベナンだけでなく日本の良さも改めて感じられました。

おいしいご飯(帰りの機内食は感動しました)、

どの個室に入ってもきれいなトイレ、

蛇口をひねると簡単に得られるきれいな水、静かに安心して眠れる車内・・・。

 

日本とベナン、どっちが優れている/劣っている、どっちが良い/悪いではなく、

それぞれの国や人々の持つ魅力や強みを感じました。

 

もちろん、私が見たベナンの姿はほんの一部で、

もっというとアフリカには前述したようなマイナスな側面があることも事実です。

しかし、それが全てではない、そのことを体感できたことは

私にとってとても意義のあることだったと思います。

 

今回感じたアフリカのたくさんの素敵な部分を素直に心に刻み、

そのうえで今後もっといろんな面からアフリカを見ていきたいと思えました。

今回の旅で、

私の中で遠かったアフリカがとても近く、リアルなものになりました。

 

そして「将来アフリカで活動してみたい」という私の想いにも少し変化がありました。

 

思えば、今までの私にとってアフリカは遠い存在で、

いつかアフリカに!とどこかこだわりすぎていた部分があったのかもしれません。

 

でも実際にベナンの人と関わってみると

表面上の暮らしや見た目は多少違っていても、

彼らは私たちと何も違わず、

その間にあるのは「人と人」としての関わり合いでした。

また準備の段階も通して広く多様な文化や人々を含む

「アフリカ」を一括りに捉えてよいのか?という想いも抱くようになりました。

 

このような想いや経験から、

 

・無理にアフリカにこだわらなくてもいい
(もちろんアフリカだと嬉しいけれど)。

・「どこで活動するか」よりも「自分の持つ強みや能力を活かし、自分の役割を全うできるかどうか」の方が大切だ。

・目的や果たすべき役割が自分の中で定まった後で、フィールドは後からついてくるものだ。

 

と思えるようになりました。

 

またそのために、これからはもっとより広く、

同時により狭く、深く、いろんな面から世界を見てみようと思えました。

 

上手く言葉にできませんが(笑)

私の中の基盤となる何かが変わったというか、腑に落ちた感覚です。

最後になりましたが、

今回ベナンと私をつないでくださったAYINAの皆さんには本当に感謝しています。

AYINAでないときっと今このタイミングでアフリカへ行くことはできなかったし、

一歩踏み出すことはできませんでした。

 

また準備の段階から滞在中、

帰国までたくさんサポートしていただき、不安なく、また楽しく過ごすことができました。

 

AYINAの皆さんが私とベナンを繋いてくれたように

私も身近な所から日本とアフリカをつなげられるように頑張ります!

 

そうやって少しずつ繋がりが広がって、

アフリカと日本がもっと近くなると嬉しいなと思います。

とても長くなりましたが、

私の今回の旅での驚きや感動、喜び、想いは全然伝えたりません!笑

 

私は「今」「このタイミングで」ベナンへ行って本当に良かったと思っています!

 

今少しでもアフリカに興味を抱いたあなたは、

ちょっとだけアフリカについて調べてみることを、

今アフリカに行ってみたいと思っている人は、

とりあえず色々な不安、

できない理由は置いといてAYINAに連絡してみることをおススメします!

(AYINAのみなさんなら、あなたのどんな夢や希望でも全力で応援してくれるはずです)

 

ほんのちょっとの勇気と行動で、

人生を大きく変えるような素敵な経験と出会えるかもしれませんよ~!

 

ここまで読んできただきありがとうございました!

最後は大好きなライオとのお気に入りの2ショットでお別れです!

 

 

 

 

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