AYINAメンバー ケニアインターン体験記 土屋みなみ

第1回職業訓練校卒業式へ飛び入り参列②【ケニアで工学研究インターンシップ~アフリカ×ICTの可能性を探しに~】

Mambo(シェンという言葉でこんにちは、やあという意味です)

2月から4月までの3ヶ月間、

ケニア・ナイロビにある農業・家畜に関する国家研究機関KALRO
(Kenya Agriculture & Livestock Research Organization)

にてインターンシップ中の、

AYINA東北支部長土屋みなみです

 

3月は別れの季節でしたね…

(すみません更新が遅れて話がズレてます・・・)

ケニアでも同じなようで、

卒業式や終業式がおこなわれていました

 

今回は突如職業訓練校の卒業式、

しかも記念すべき第1回に参列させていただけたので、

その様子第2弾をご報告です!

 

まだ前回の記事をご覧になっていない方は、

こちらからどうぞ

 

 

無事に卒業生が入場した後は…

前回、ようやく卒業生が入場しました その後、余興タイムへと移ります

卒業生

キクユという民族の伝統的な踊りのようです 右側、来賓も巻き込まれています

どこの小学校の子供たちか分かりませんし、

スワヒリ語も分かりませんでしたが…とにかくかわいかった!!!

 

ファッション&デザインコースによるファッションショーもありました

ファッションショーの最後はキクユの伝統的な衣装を身にまとった彼

この後彼は、緑丸で囲まれた、

足のマラカスのようなものを鳴らしながら伝統的な歌を披露してくれました

 

余興の次は表彰式

こちらは優秀学生 3人呼ばれていたのですが、1人はいなかったようです…

こちら2枚はミスKinoo職業訓練校の認定式!

ミスコンってケニアにもあるんですね!

 

続いてお偉いさま方等からのお言葉!なのですが…

校長先生、女性です!

こちらは自治体&教育庁関係の方々

こちらは職業訓練校の先生方

こちらは地区のお偉いさま 若く見えますね~

ここまで来て時は既に14時…でも私にはわかります

まだ終わる気配がないということが…

 

ちょっと飽きてきてしまったし、

お腹も空いてきたし、

眠くなってきたし…ということで一時離脱を決意

 

まずはケータリングコースの展示会場へ再び伺い、

スナックを頂戴しました笑

その後、友人の車でお昼寝をさせていただくことに笑笑

 

一応断っておきますが、わたくし日本ではこんな振る舞いはしませんよ

ただ、ケニアでは自分の心身の気持ちに忠実に生活しようと思いまして…

(言い訳ごにょごにょ)

 

遠く、お偉いさんの挨拶がマイク越しにBGMのように聞こえてくる車内で、

盗難防止のためあまり窓が開けられないことによる暑さと戦いながらも、

うたた寝…

 

気づいたら友達の同僚の女性が車に私を呼びに来てくれました

 

「どうしたの?」

等一言も聞かず代わりに

「会場でお昼ご飯よ」と

 

時計を見ると15:40頃

 

『おお予定は1時間もズレなかったのか 上出来♪』

とすっかりケニアンタイムに慣れた私は、

ご飯と聞いてばっちり目が覚めました

2階にあるご飯会場からみた景色

私が離脱している間に賑わっておりました

お行儀よく並んでビュッフェ

本日のメニューはキャベツ、

牛肉のグリル、

牛肉入りピラウ(炊き込みご飯風)、

フルーツです

 

ピラウは主に東アフリカで食べられます

お祝い事でよく出てくるんだとか!

なんということでしょう!匠の手によって、

教室がレストランへと様変わりしたではありませんか…!笑

 

こうして、一日がかりの卒業式は無事終了

卒業生の皆さま、改めておめでとうございました!

関係者の方々の準備も大変だったことでしょう…

お疲れ様でした!

 

最後に真面目な話を…

インターンホストの同僚やホストファミリー、

友人等々としばしばケニアの雇用の話をします

 

進学するにつれて費用が賄えなくなり

途中で学校に行けなくなる人も少なくなく、

そういった若者は例えばマタトゥという市バスへの乗客呼び込み、

バイクタクシーやタクシーの運転手、

畜殺場での仕事等々をするのが現状だそうです

 

また、ある同僚は

「輸入が多く、製造業がないことが一つの原因なのでは」

と言っておりました

 

職業訓練校の取り組みは本当に素晴らしいと思いますが、

その先の雇用の受け皿をどう整えていくかが大事なのでは

と感じています

 

外国からの工場等を誘致して

そこに雇用を生み出すことも一つの手なのかもしれませんが、

現地の人による現地の人のための現地流の発展が私は理想だと思っていて、

アフリカにはその可能性が充分に眠っていると信じています

 

私一人の力・人生で何かが出来るとは思っていませんが、

それでも愛着が湧いてきたケニアのこういった問題に

どう対処していきたいか、

徐々に考えるようになりました

 

これはしばらく続きそうな悩みなので今回はこの辺にしますが…

それではTutaonana(トゥタオナナ:また会いましょう)

 

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