AYINA JAPANの活動 イベントレポート タンザニア

「栃木県に住むマサイ族メティリさん」オンラインイベントレポート!

みなさん、ジャンボ(こんにちは)!!AYINA・募金部の齋藤喜市です。今回は5/1に行われた、「栃木県に住む大学院生マサイ族のメティリ君によるアフリカ&日本の魅力トーク」についてレポートしたいと思います!

早速、このページを閲覧している間、みなさんをイベント当日へと案内しましょう!!

タンザニア出身マサイ族のメティリさん

まずは、今回の主役であるメティリさんの登場です!

 メティリさんはタンザニア出身で、あの有名な“マサイ族”の一人です!日本政府が行っている「ABEイニシアティブ」の選考を通過し、日本に留学してきた凄い人なのです!現在、メティリさんは栃木県の足利工業大学に大学院生として所属しています。今年の1月には山形県高畠市でホームステイを体験していて、日本の文化にゾッコンだそうです!

 ちなみに、今回進行役&通訳を担当したのが、AYINA東北支部長の土屋みなみになります。

彼女は現役の山形大学大学院生でありながら、ケニア渡航歴などもあり、自身が東北育ちということもあって、東北(地方)×アフリカのつながりを増やすことをモットーに活動しています。

メティリさんの自己紹介を終えたら、参加者全員でタンザニアの公用語・スワヒリ語に挑戦!!メティリさんが先生となって、単語クイズをしました!

では、みなさんにもその一部をご紹介しますので、挑戦してみてください!  

【問題】

日本語で発音すると「マジ」。この単語の意味は?  

【ヒント】

動植物が生存するのに欠かせないモノは?  

(少しスクロールすると答えがあります)

【答え】 正解は「お水」!

ちなみに、土屋は初めて「マジ」を聞いた時、「マジか!」って思ったそうです。

いかがでしたでしょうか?

この他にもいくつかスワヒリ語クイズが行われましたが、簡単なものから難しいものもあり、会場の参加者の皆さんも正解して喜んだり頭を抱えていたりと盛り上がりました。

マサイ族の暮らしを学ぼう

 クイズでアイスブレイクした後は、「マサイ族の生活」について!主に衣食住の解説をメティリさんがしてくれました!

 まずはマサイ族の服装から!

上記の写真のように、赤い布を着たマサイ族の画像を見た事はありますか?なんと赤い色は、動物を警戒させて襲ってこないようにする為の防衛手段だそうです。科学的根拠はないらしいですが(笑) また、仲間から認識されやすいなどの機能を果たしているそうです。

 次はマサイ族の食生活について!

 画像の左側の写真、丸ごと一本動物の足があるのですが、この動物は何でしょう?

正解はヤギの足です。ゲストが来た時に、歓迎の品としてみんなで足を食べるそうですよ。

 最後に、マサイ族の住居について!

 この画像の通り、マサイ族の家は自然なもので作られています!エコですね!メティリさんが「再生可能エネルギー」に興味を持っているのも、自然のものは何でも使うことができると実生活の中で思ったからなのでしょうか。

マサイ族の紹介が終わったら、またまたクイズのコーナー!

問題形式ではなく、メティリさんのお話を共有しますね!

①野性のヒョウを倒した!?

 マサイ族の生活に欠かせないものを知っていますか?それはだそうです。牛乳を飲む事も出来るし、お肉として食べる事の出来る万能な動物なんですね!その牛がなんとヒョウに襲われてしまったそうです!!メティリさんは飼っている犬と共に、スピアで攻撃し、なんとか牛を守ったそうです!マサイ族の行動力、恐ろしい!!喧嘩を吹っかけたら、一溜まりもなさそうですね汗 それにしても何というか、あの犬と雉と猿を連れた◯◯太郎みたいですね、、、

②謎の行列!?何のため?

 とりあえず、この写真を見てください!

これはマサイ族が独自で行っている「世代交代の儀式」です!日本でいう「成人の日」と同義でしょうか?この儀式はマサイ族の慣習法(common law)として行われており、明文化された儀式に関する情報は存在せず、口承で若い世代に伝えられるそうです。それにしても、世界観が凄いですね! 映画のワンシーンを見ているようです。

日本の印象について

 2回目のクイズが終わったら、メティリさんは「日本の印象」について語ってくれました。ちょっぴり真面目モードになって、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けます。

①日本人は「親切」である

 一番最初に、メティリさんは“Japanese people are so kind, humble and peaceful.”と回答してくれました。やっぱり日本人は「親切」「謙虚」「平和」なイメージがあるのですね。ホームステイの話を取り上げてホームステイ先の家族がとても親切にしてくださった事や、AYINAのイベントに参加した時の思い出を語ってくれました。

②日本の発展は勤勉さにある

 次に、日本人の仕事に対する熱意について語ってくれました。メティリさんは「日本人は勤勉だからこそ経済的にも文化的にも発展できた」と、自分の思いを共有してくださいました。メティリさんがこれまで会ってきた日本人はそんな人が多かったのでしょう。日本とアフリカを繋ぐために日々奮闘している日本政府の方や我々のようなアフリカ発展支援をするNPOに関わりのあるメティリさんならではの貴重なご意見でした。

③日本への要望とこれからについて

 メティリさんは日本の卓越した技術と、アフリカの豊富な資源が手を組めば日本とアフリカはさらに繋がりを大切にし、お互いに成長出来るだろうと思いを吐露していました。特に農業と教育に関する支援をして欲しいとの意見でした。

現在、アフリカで生産されているコーヒー農場などに日本の機械を導入する事で、現地の人たちは肉体労働だけでなく、デスクワークや家事に時間を費やすことができると語ってくれました。

また教育に関しては、未だに学校に行く事の出来ない女の子がいることを取り上げ、日本が教育の大切さをアフリカに伝えてくれたら、アフリカの教育改革を実施し、全アフリカ国民が教育を享受できるともおっしゃっていました。

メティリさんの日本に対する思いはとても強く、これからも繋がりを保ちたいという意思を示してくれました!

最後はたっぷりと質問タイム

真面目なコーナーを終えて、最後に質問コーナーがありました!!参加者のみなさんはこれまでのメティリさんの話を深掘りしようと、沢山の質問をチャットに投稿したり、発言していましたよ!

終わりに

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものですね!約1時間半のメティリさんとの交流会も終わりが近づいてきました。最後には今日登壇してくださったメティリさんに対してスワヒリ語で感謝の言葉を参加者の皆さん全員で伝えました!!

この記事を読んでいる皆さんも、メティリさんもこの記事を読んでいると想定して感謝の気持ちを伝えて見ませんか?

せーの、“アサンテサナ”!!!!(スワヒリ語でありがとうの意味)

NPO法人AYINAはこれからもアフリカと日本を繋ぐイベントを順次開催して行く予定です。我々と一緒にアフリカ文化への興味をさらに深めましょう!!

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました!実はこの記事が私にとって初めてのブログ更新で、しっかりメティリさんの思いを伝えられたかどうか心配でしたが、何とか記事にすることができました! これからもAYINAをよろしくお願いします!!

このイベントは「在日アフリカンプロジェクト」の一部として行われております。詳しい内容はこちらのページからご覧ください。随時マンスリーサポーターも募集しております。

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