副代表の内藤です。
世界的に広がっているコロナウイルスですが、アフリカのベナンも同じように感染者が増えている状況です。
ベナン政府の発表では1770名の感染者、35名が亡くなっているという現状です。(2020年8月1日現在)
人口が1000万人と考えると、日本などと比べるとそこまで酷くないように見えると思いますが、日本政府のように国民にサポートできるほど国にお金がないので、ベナンの経済状況は一気に悪化してしまっているんですね。
また、マスクも格安で提供できるようにはしているものの、ご両親が子供に買い与えないという状況も出ています。
さらに、ベナンではアフリカ布を買って、仕立屋さんにオーダーメイドでつくってもらうのが主流ですので、日本のコンビニと同じくらいの比率で仕立屋さんが存在しているのですが、コロナの影響で彼らの売り上げが大幅に下がってしまったという問題も出ています。
そこで今回は、AYINAに以前からご支援いただいている株式会社Kei'sの河内様のご協力で、仕立屋さんにマスクをオーダーし収入支援を行い、そのマスクを無料で学生に配布するというプロジェクトを行なうことになりました!
対象エリアは水上村ガンビエ
今回支援対象として選んだのは、人口35000人ほどアフリカ最大の水上村ガンビエの小学校&中学校に実施しました。
ガンビエにはメインの学校が二つあり、そこには計600名以上の生徒さんがおられました。
そのほどんどの子がマスクを持っていないか、またはひとつしか持っていないという状況でした。
仕立屋さんはAYINAと所縁の深い方
今回マスクを作成していただいたのは、以前からAYINAのアフリカホームステイというプログラムでも日本の皆さんにアフリカ服を作ってくれたりと、お世話になっている仕立屋さんにお願いしました。
2回に分けて合計250枚を配布完了
副代表の私と、ベナンのAYINAメンバーと一緒に2回に分けて配布をしてきました!
子どもたちにコロナ予防をすることの大切さなども説明させていただきました。
まだまだ支援活動が必要です
今回の配布プロジェクトで、多くの生徒さんがマスクを受け取れましたが、まだまだマスクがない子どもがたくさんいるのと、仕立屋さんの収入問題などはまだ解決できてないので、引き続き支援活動を続けていきたいと思います。
AYINAはマスク支援以外にも、日本の在日アフリカンの方への支援事業なども行なっております。マンスリーサポーターは月500円からご支援いただけますし、単発でも500円から行えますので、もし活動を応援したいと思っていただいた方はよろしくお願いいたします。