AYINAメンバー ルワンダ 内藤獅友

アフリカ人と笑い、怒り、泣いた青年海外協力隊時代⑥

副代表内藤です!

僕の初のアフリカ、ルワンダ青年海外協力隊時代の2年間を

ダイジェスト版でお届けする

アフリカ人と笑い、怒り、泣いた青年海外協力隊時代

6話目ですが、

前回協力隊あるあるでございます、

仕事がない?!

に遭遇した私がとった名刺配りまくり作戦。

この作戦が生んだ驚きの結果とは・・・

 

アフリカ人と笑い、怒り、泣いた青年海外協力隊時代①

アフリカ人と笑い、怒り、泣いた青年海外協力隊時代②

アフリカ人と笑い、怒り、泣いた青年海外協力隊時代③

アフリカ人と笑い、怒り、泣いた青年海外協力隊時代④

アフリカ人と笑い、怒り、泣いた青年海外協力隊時代⑤

 

現地語の名刺を配りまくる

前回も載せましたが、こんな感じの名刺を作り、

お金もないので、白黒でぺらぺらのA4用紙に刷り、

自分でカットし、配り歩くことにしました。

 

 

キガリは比較的外国人が多くいるのですが、

まだまだ見かけたら声をかけられるくらいの存在である日本人(アジア人)。

「ニーハオ!」

と完全に中国人と思って声かけてきますが、

そんな人たちにも僕はこの名刺を配りまくりました。

 

また、組合支援という立場の僕ですが、

一体どのお店が組合であって、そうでないのか、は全くわかりません。

手当たり次第お店に入っては、名刺を渡すという、

これじゃ東京で営業マンやってるときと一緒やないか!!

と突っ込みたくなりましたが、

不思議と心地よかったのを覚えています。

おそらく、

「この組合を支援して」という要請は、

僕の場合はやらされてる感が出てしまうんだろうと思いました。

 

電話が鳴るわ鳴るわ!!

さて、実際のこの名刺には電話番号を載せて配りましたので、

あまり期待はしてませんでしたが、

配った当日から電話が鳴りまくりです!!!

 

そう、イタズラ電話が・・・

 

「お金ちょーだい!」

「家に住ませて!」

「結婚して!」

「How are you? I'm fine thank you and you?(僕は何も答えてない)」

 

といった電話が、夜中まで鳴り響きました。

最初は温厚に対応していた僕ですが、

1週間後にはブチギレてしまい、

2週間後にはノイローゼ気味になる始末。

それでも、この名刺配りまくり作戦は続けました。

 

お前らは未来の話ばかり。おれらに大事なのは今だ!!

もう一つ、衝撃だった出来事が起こりました。

 

自分がいつものように名刺を渡すと、

 

「じゃあどうやったらおれたちはお金を稼げるんだ?」

 

と言われました。自分が

 

「もう少し情報を収集して,可能な限り収入向上が出来る方法を一緒に考えてやっていきたい」

 

と言った瞬間、その彼が大激怒。

 

「お前ら役所の人間はいつも未来の話ばかりする!

おれらには【今】が大事なんだよ!!今なんとかしないとおれたちは死ぬんだ!」

 

と言われ、その後30分近く罵声を浴びせ続けられました。

 

その言葉の中には、

 

「現地語も話せないのに何が出来るんだ?」

「お前がここで暮らす金があれば俺たちは何名も平和に暮らせるんだ!」

 

など、かなり厳しい言葉でしたが、間違っていない内容でした。

 

僕は自分の考えの甘さに気づいたと同時に、

こうして現場に足を運ばないと、

彼らの本当の想いは聞けないんだなと感じた瞬間になりました。

 

こんな感じで名刺配りまくり作戦は、

僕に様々な経験を積ませてくれました。

 

さて、次回は僕にとって、

この名刺作戦の一番大きい出来事が起こります。

 

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