みなさん、こんにちは!AYINAの藤内です!
今回のAYINAライターはまいさん。
まいさんには前回、セネガル流の挨拶について、書いて頂きました!
▶ 【セネガル流挨拶の仕方】セネガルの挨拶は長話が基本!ポイントは握手!
今回は、活動するセネガルの気候について!実体験をもとに書いていただきました!
では、早速ご紹介しましょう!
”セネガルでは毎年の降雨量が非常に注目されてます!”
知ってました!?
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セネガルの気候は原則『雨季』と『乾季』
セネガルは南東部のギニア及びマリ国境付近を除いて、地形の起伏に乏しく,気候特色はその地理的位置と風の要因に大きく依存しています。
有名なケッペンの気候区分(中学や高校で学ぶ気候の分布ですね!)ではステップ気候,サバナ気候に分けられています。
セネガルには、貿易風は3つあり,海上貿易風、大陸貿易風、季節風(モンスーン)です。セネガルの気候はこの貿易風に影響を受け、主にセネガルの気候は雨季と乾季に分けられます。
セネガルの気候〜雨季〜
セネガルの雨季の始まりは6月下旬~9月下旬の約3か月です。
農民は雨が降り始めると畑に行き,せっせと落花生・トウジンビエ・豆の種まきを行います。
大西洋のセントヘレナ高気圧に由来した季節風が、4月からゆっくりとセネガルの南東部から吹いてきます。
この季節風は、7、8月にその威力を最大となった後に、その後徐々に後退します。
ですので、セネガルの雨季は一般的に6月下旬から9月の下旬までとされています。
日本が灼熱の気候のときに、セネガルでは雨季となるんですね。
では、雨季には実際、どのような気候になるのか?
雨季のセネガルでは、雨がスコールのように降ります。
スコールを創る『スコールライン』と呼ばれる前線が東から西へと移動するので,セネガルでは、
「雨は東からやってくる」
とよく言われ、西に移動するほど降雨は減少します。
そのため、内陸では雨が多く降るのに,西の海岸に位置する地域では、降水量が少なくなります。
例えば、セネガルの西に位置するダカールなどは、セネガルの中でも降水量が比較的少ない地域と言われています。
セネガルの気候〜乾季〜
セネガルでは、海上の貿易風と大陸の貿易風が吹きます。
海上貿易風は、沿岸部一帯にかけて一年中吹いているため、この風の恩恵を受ける沿岸部に近い場所では、内陸部に比べて1年を通して比較的過ごしやすいです。
実は、この海上貿易風は雨を降らせることの出来る貿易風なのですが、これを阻止するのが、大陸貿易風です。
大陸貿易風はアフリカ大陸中央から吹く貿易風であり、砂を巻き上げる乾燥した風です。
昼夜の温度差が大きいため、内陸では夜が寒いという砂漠的な気候となります。
その後、サハラ砂漠の方向からの大陸貿易風が変化した『ハルマッタン』と呼ばれる細かい砂を大量に含んだ風が吹きます。
この『ハルマッタン』は、嵐のように吹き付けるため空は今にも雨が降りそうな灰色になります。
このセネガルの気候は、人間にも影響を及ぼします。例えば、この砂が気管に影響を及ぼし,体調を崩す人がたくさんでます。鼻水たらした子供がたくさんいる一因にもなります。
そして、この『ハルマッタン』の特徴は暑さ。
セネガルの気候の特徴である『ハルマッタン』は、非常に熱く乾燥しています。
そのせいで、日中はからっとした猛暑日になります。特に内陸の地域では毎日40度を超す地域もあります。
ただ、夜間は冷えて涼しくなるのも、セネガルの気候の特徴ですね。
セネガルの気候〜降水量〜
一般的に降雨は南(ガンビア方向)から北(モーリタニア方向)へ行くほど減少します。
ガンビアの下に位置するような地域では年間1250mmほどで、自然豊かな地域です。
しかし、セネガルの気候では、降雨量がセネガル各地によって大幅な差があります。
ガンビアのちょっと上の地域では610mm、 内陸の地域では414mm、モーリタニアとの国境地域220mm
これに従って、セネガルの雨季の時期は、南の方が少し長く,北の方が短くなります。
セネガルの気候を語るとき、セネガルの雨季が3ヶ月と幅があるのは、これが原因なのです。
余談ですが、セネガル人も降水量はとても気にしています。なぜなら、雨が降らないと稲や落花生が育たないからです。
セネガル含め、農が重要な産業となる地域では、安定した降水量が毎年得られることは、国民にとって非常に重要なことなのです。
セネガルの気候〜気温〜
セネガルでの降水量でも示したように,セネガルの気候は地域によって非常に特徴が異なります。
それは、セネガル各地の気温も同じ。
では、セネガル各地の気温に影響しているのは何なのでしょうか?
それは、
雨や海からの距離
です。
基本的に内陸では気温が高く,海岸沿いの地域では比較的気温が低くなります。
私の住んでいる地域では,乾季の始まりの10月(約30℃)から1月2月(約25℃)にかけて気温が下がり,3月(約30℃)にかけてもう一度気温が上がります。
また、雨季の始まる前の6月(約28℃)に一度気温が下がった後,暑い雨季が訪れます。
あまり気温の変化のないセネガルですが,乾季の乾いた風なのか,雨季の湿った風なのかによって体感温度に差があります。
私の感覚では、乾季の方が日差しがキツイ感じがしますが,過ごしやすいです。
* * *
いかがでしたでしょうか?
セネガルと言えども、地域によって、気温や降水量は非常に異なるということがわかりました。
また貿易風の関係で、気候も変わりやすいんですね。。。
もし、セネガルに行く予定がある方は、是非ご連絡ください!
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